酔いどれ広報マン中国をゆく

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2008年 05月 06日

アスリート系

今回の帰国のハイライトは、間違いなくこの店の訪問でした。
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下北沢 鮨 福元

今回の帰国時には絶対に鮨を食べたい、と思っていて、事前にカナリの下調べをしてこの店を選びました。下調べ時の条件は、①値段(というよりも、徹底的にCP)②つまみと握りを出す店、の二つでしたが、その他にも立地やその他サービスの評判含め、総合的に見て、ココにしたわけです。


これがまた、大正解。人生の中でも、三本指に入る食後の満足感。感動しました。鮨を食べたというよりも、舞台を見た後のような感覚。食べていて、ワクワクする、楽しい食事。賛辞を並べ出したらキリが無い。


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食後に「もう一杯、次の店」とはならない。食後感を大事にしたいキモチになりました。





もともとの選択に参考にしたのは、いろいろあれど、特にこのサイト。最終的に決めたのは、彼の評価に後押しされて、かな。予算を度外視すれば、外苑の「海味」、銀座の「さわ田」に行ってみたい!となるワケですが、ソコは小市民。清水の舞台を飛び降りるのはもう少し先、ということで。


席に座ってお願いすると、まず出て来たのは刺身。昆布で締めた鮃に、平政。平政の角が立っていることに、鮮度や包丁仕事の確かさを見る。そして早くも次に出て来た鮪で、一回目のノックダウンを余儀なくされる。なんじゃこりゃ、と。評するならさしずめ「アスリート系の鮪」。筋肉質の身に、うっすら差す、上質な脂肪。塩と山葵で食す、こんな鮪は初めて。アスリートという表現が非常にしっくり来る。逆を返せば、それ以外に表現のしようがない。この日のベストでした。


その後も、握りで食わされた海胆はシャリと共に、口の中で「解ける(ほどける)」としか表現できず。熟成された赤身には芳醇な旨味で圧倒され。その鼻に抜ける芳香は、これまた、なんじゃこりゃ、と。さらに、つくね芋と海胆のツマミ、固まりを細く短冊に切ったガリなんかが、丁寧な仕事の上に、いちいち旨い。添えられた若布まで、野菜を食べているような野性味溢れる食感。提供されるリズムも心地よく、ご主人のオンステージを堪能して来た感じ。


正直「しまったなあ」と。これは確実に満足度のハードルを上げてしまったわけですよ。価値観は「経験」によって形成され、贅沢って「不可逆性」を持ってますから。さーて、今回の帰国でさんざん散財した分、働かないとね。。。
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by hf0424 | 2008-05-06 04:16 | Food Gourmet


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