酔いどれ広報マン中国をゆく

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2008年 05月 05日

隈研吾、池尻にあらわる。

帰国中の土曜にはスクーリングパッドへ。ここに通ったのももう2年近く前と思うと、感慨深いものがありますが、今でも帰国のたびに聴講させてもらっています。今回の帰国時は、何とラッキーなことか、建築家の隈研吾氏が講師でした。
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隈さんというと、吉永小百合が出演したAQUOSのCMロケ地として一躍有名になった「竹屋(BAMBOO WALL)」や、表参道のONE表参道(Louis Vuitton)などが有名ですが、私には著書やTV出演での「負ける建築」という言葉が最も印象に残っていて、その辺が話の中心になるのかな、と思ったのですが、良い意味でそれが裏切られた感じでした。


いくつかポイントになる話があったのですが、中でも「設計図=手紙」というくだりが印象に残りました。隈さん自身、若い頃に設計図を提出するのがためらわれることがあったそうなのですが、最初から完璧なものを作ろうとした結果だったそうです。その後、クライアントとのコミュニケーションから建築をしてゆくスタイルが出来た時に、設計図を出すのが怖くなくなったとのこと。そのことから、設計図は完成品でなく「手紙」と表したのです。


佐藤可士和氏は自身を「医者」と称しながら、自身のコミュニケーションによるコンサルテーションを説明していらっしゃいます。隈さんが「手紙」なら、彼にとってデザインは「処方箋」なのでしょうか。他にも過去にCMプロデューサーの中島信也氏の話を聞いたときも、企画書の「提出」から始まるコミュニケーションの重要性をお話されていました。「大事なことは、提出(すること自体)だ!!」・・・アタマの中で、過去に聞いたいくつかの話が、そうやって繋がってゆく感じを覚えました。


色々と話が飛びながらも、ちゃんと最後はコミュニケーションのデザインについての話に落とし込まれて終わるところが、スクーリングパッド。黒崎さん流石です。コミュニケーションそのもののスキルよりも、コミュニケーションを取ろうとするその「姿勢」に学ぶべきところが多いと感じた、濃密な三時間でした。


人気blogランキング 現在、中国美術館では隈さんの展覧会をやっているらしいです。行かねば。
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by hf0424 | 2008-05-05 15:24 | Art Design Fashion


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