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酔いどれ広報マン中国をゆく

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2016年 02月 12日

2016年春節:銀座三越の空港型市中免税店

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 春節真っ只中ですが、東京出張を終えて帰国しました。まさに中国人観光客の爆買いは、今頃がピークとなっているはずですが、東京の街はいかがでしょうか?3日間の東京滞在中、銀座に数度は立ち寄りましたが、想像以上に中国人観光客が少ない印象を受けました。私が訪れたのが、午前や午後早めのビジネスタイムだったからでしょうか?それとも、ここ1年くらい、インバウンドの恩恵を地方にいかに分散するかということについて、官民あげて取り組みをしてきました、その結果でしょうか。後者であれば嬉しいのですが。

 さて、今回の銀座訪問で真っ先にチェックしてきたのは、銀座三越にできた空港型市中免税店(買い物をした商品を復路空港で受け取りする)でした。ハワイとか韓国にあるアレです。三越伊勢丹が攻め手を打ってきたなと注目しておりました。一般的な小売店が行う免税は、消費税のみの免税となりますが、空港型免税店は関税やたばこ税、酒税などが免税になるため、割安感が高いものとなります。まあそういう背景もあってか、品揃え面を見ると、やはり空港と並んでいる商品に差があまりありません。頻繁に空港に行き来する人には、いつもと同じ商品が並んでいるだけに見えてしまい、目新しさに乏しい印象です。

 ただし、三越伊勢丹グループならではというところで、今回はブシュロンが免税店初出店したようです。今の所はそれ以外の目立った強みは感じられません。いまだ為替による割安感が高い中では、市内の各店舗の価格を見るだけで、十分に割安感を感じれるはずなので、商品ラインナップに乏しい現在は、少し厳しいように感じます。とはいえ、今回は春節になんとか間に合わせたようで、一部工事中のところやデッドペースも見られましたので、おそらくこれから商品ラインナップの問題は、解決をしてくれるものと期待したいところです。

 個人的には、市中空港型免税店のもう一つの強みは、空港まで運んでくれる(しかもチェックイン後まで)という移動・運搬の利便性だと思います。それを考えると、バラマキ用の大量購入品のラインナップやコーナーを大きく設けることをオススメしたいです。移動・運搬の利便性を考慮すれば、必ずしも価格優位性のある、関税免除の欧米ブランド物を優先的に並べる必要もないと思います。


by hf0424 | 2016-02-12 14:02 | Work


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