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2016年 02月 05日

定番の凄み:ベルルティ「Andy」

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 定番という繋がりで、記事を書き進めたいと思います。もう一つ、定番の凄みを感じさせられた靴、それはベルルティの「アンディ」。もともと、ベルルティについては「アレッサンドロ」という、これまたド定番のホールカットを持っていましたが、ベルルティが持つ特有の色気の強さは自分には強すぎたため、購入後あまり履かなくなってしまったという過去がありました。それ以来「ベルルティは自分には合わない」という思い込みをしており、興味の対象から外れていました。
しかしながら、ブランドの中興の祖とも言える、オルガ・ベルルティ女史の引退と、アレッサンドロ・サルトリのクリエイティブディレクターの就任により、ベルルティ最高のラストである「クラブ」がレディメイドから姿を消す、との噂をネットと店頭で聞きつけました。そこで、慌てて購入したのが、このクラブコレクションの「アンディ」です。結果的には、私のベルルティ苦手を一気に解消し、魅力に開眼させられることになりました。

 この「アンディ」は、アンディ・ウォーホルのためにオルガ女史がデザインした靴を原型としており、アンディ・ウォーホルの逆立った髪型を、靴のタン部分の逆三角形型で表現したという、言わずと知れた名作ローファーです。やはりこれにぴったりくる木型は「クラブ」以外にありえないと思います。ベルルティ特有の染付「パティーヌ」と靴自体のデザインが持つ色気を、「クラブ」の抑制の効いたラストがうまく中和しています。ジーンズからレセプションの席まで、カジュアルからフォーマルまで応用の効く、素晴らしい万能選手です。

 さらに、前述の「パティーヌ」もその魅力として挙げられます。私はブラックのベネチアンレザーの靴をベースに、赤や茶を中心とした色を差してもらい、落ち着いた印象の仕上げをお願いしました。しかしながら、オルガ女史の時代のベルルティは、パティーヌも完全にカスタマーの自由、カスタマーの要求に従って仕上げられましたが、今はメゾンの指定する方向性の中から選んでお願いするシステムに変わっているようです。ブランドの考え方なので致し方ないのですが、アルニスの買収によるアパレルの開始など、メジャー拡大路線を取るベルルティに、個人的には魅力を感じにくくなっていることも事実です。

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by hf0424 | 2016-02-05 06:33 | Art Design Fashion


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